こんにちは。磯貝です(*^_^*)
家を建てるため土地探しをする際に、皆さんは何を規準に探しますか?
もちろん、平米数や立地で選ぶ方が多いですよね。
でも、これから長く住む家だからこそ、災害に強い土地を選ぶことも大切です。
ここ数年、自然災害による被害が増えてきています。
そんな災害リスクに役立つ「ハザードマップ」についてお伝え致しますね。
ハザードマップのハザードとは、英語で「危険」という意味です。
つまり、危険マップ(地図)ということですね。
自然災害による被害を予測して、その被害がどこに及ぶのか、
どうやって避難すればよいのかを地図上に表しています。
また、予測される災害の発生地点、被害の範囲や程度、
避難経路や避難場所などの重要な情報、
その土地の災害被害を予測することができます。
ハザードマップは、自然災害によって次の8つの種類に分けられます。
★『洪水ハザードマップ』
大雨などが原因で、堤防が決壊してしまった場合、
浸水する恐れのある範囲や浸水の深さを知ることができるものです。
住んでいる地域の洪水ハザードマップを確認し、
もし浸水の可能性がある地域に住んでいる場合は、
災害時の避難場所や避難経路などをしっかりと把握しておくようにしましょう。
★『内水ハザードマップ』
大雨などが原因で、下水道の雨水排水能力を超えてしまった場合、
河川等の公共の水域に放流することができなくなり浸水することをいいます。
内水ハザードマップでは、雨水が排水できなくなってしまった時に、
浸水の発生が想定される区域や避難所に関する情報を知ることができます。
また、災害時の避難や誘導ガイドとしての役目だけではなく、
地下室への止水板、土嚢等の設置、住民の自助、
適正な土地の利用を促すことも目時として作成されています。
★『高潮ハザードマップ』
高潮とは、台風や発達した低気圧により高波やうねりが発生し、
海面の高さが通常よりも高くなる現象のことをいいます。
特に高潮が満潮の時間に重なると、大きな被害が出る可能性があるため、
高潮で浸水の恐れのある地域に住んでいる場合は、
大雨や台風発生時には満潮の時刻も確認しておくことが大切です。
★『津波ハザードマップ』
津波とは、地震などが原因で海水が大きな波になり、
沿岸に打ち寄せられる現象のことです。
作成される自治体によって内容が異なる場合がありますが、
主に海抜、浸水予想地域、高台の方向、避難経路、避難場所などが記載されています。
★『土砂災害ハザードマップ』
大雨になった時に、土石流、がけ崩れ、地滑りなどが起こる危険性のある場合や、
避難経路、避難場所などが記載されているものです。
これは、土砂災害防止法という法律の規定に基づき、
市町村の長に作成が義務付けられています。
台風や大雨などの災害によって土石流、がけ崩れ、地滑りなどが起こる
可能性の高い危険箇所を住民に周知し、警戒区域に住んでいる住民が
円滑に避難できることを目的としています。
★『火山ハザードマップ』
火山の噴火によって起こる噴石の落下、火砕流、泥流、土石流、火山ガスの発生、
噴煙などにより、被害を受ける危険性が高い地域が記載されています。
火山の噴火の度合いによっては、火山のある場所から離れている地域にも
被害が出る可能性もあるため、火山がある地域の人は、
火山ハザードマップをしっかりと確認しておくようにしましょう。
★『宅地ハザードマップ』
大規模盛土造成地の変動予測を現したもので、造成された土地で大雨などが
発生した場合、被害が起こる可能性がある地域を記載したものです。
谷や沢を埋め立てて造成された土地や盛土をして造成された土地は、
地震が起きた時に、地滑り、がけ崩れ、土砂流出の恐れがあるため、
監視や予測変動をする必要があります。
埋め立てや盛土によって造成された土地に住んでいる人や、
周辺に造成された土地がある場合は、宅地ハザードマップで
危険箇所を確認しておくようにしましょう。
★『地震危険度ハザードマップ』
「ゆれやすさマップ」「地震危険度マップ」「液状化危険度マップ」「地震防災マップ」
などに分かれている場合があります。
特に、災害の種類によっては、危険な場所や避難するタイミングが異なります。
リスクが全くない土地はないので、リスクを知った上で、
どのように対策しておくかが重要ですね。
まずは、家の建っている場所をハザードマップで確認してみましょう。
◆ 墨田区の水害ハザードマップと海抜表示板はこちら
◆ 東京都建設局の洪水ハザードマップはこちら
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